ラン菌を求める・・・根
ペレポスト栽培で、ラン菌を求めて伸びる気根の姿が明らかになった。
写真は100円ショップで買った色紙箱にペレポスト2号で植えたレリア(旧名称)である。
色紙箱の側面は四角形の穴あき。
外に伸びた根が・・・■の穴に向かって伸び・・・中に入ろうとしている!
つまり・・・ラン菌を求めて伸びている!
赤印。
着生ランの根は・・・・複数の役割を持っている。
〇 幹肌、岩肌に・・・ペクチンの糊で接着して身体を保持。
〇 雨水を、露水を吸収。
〇 大気から酸素を吸収。
以上のような役割が先行知見として説明されてきた。
ランの菌根は・・・ラン菌を求めて伸びている。
大株のランでも、ラン菌を求めていることが実証された。
この根の状態を見れば、ラン菌が生息していない用土での栽培は、大きな誤りであることが理解できよう。
ランの根も・・・強い「意思」を???持って・・・ラン菌を探しているのである。
この菌根は何を欲しいのか??・
ラン菌が産生する「ブドウ糖」が欲しいのである。
光合成不足を補完するブドウ糖を調達するために・・・ペレポストに伸びるのである。
地生ランでは、こういう根の姿を観察することは出来ない。
ランの根にラン菌の菌糸が伸びてゆくように考えられてきたが、実際は・・・ランの根が・・・
ラン菌の菌糸に向かって伸びている。
葉の持つランが・・・他の独立栄養植物と同じように・・・光合成のみで生きているのではなかった!
「部分的菌従属植物」であることが・・・この写真で実証された。
宇井 清太の発見したラン菌は、カトレア系の種子での発芽を見ていない。
発芽時に関係する「ラン菌」ではないかもしれない・・・。
しかし、発芽以後のエネルギー調達に大きく関係するラン菌なのかもしれない。
「ブドウ糖」の産生供給という役割を担ったラン菌として。
kouza 7aca